町外れにある無人の館

そこにはお化けが出るという噂があった

俺の就職活動

おはこんばちわ。青鬼です。 現在大学も4年生となってしまいました。大学4年生といえばなんでしょうか?そう、就活だね。 吾輩も一端の大学生として就職活動を行っていて、それが一段落したので感想とかを書き連ねていくよ。
ちょっと長くなりそうだし、ポエミーになるかもしれないけどのび太の恐竜ドラえもんみたいな温かい目で見守ってあげてください

院進から就職へ

実は今年の4月、つまり4年生になりたての頃までは大学院へ進学するつもりでおりました。俺も院進するんだと迷いも疑いもありませんでした。

ところがどっこい

配属された研究室の研究内容に全く興味ないんご。。。

(´・ω・`)。。。

(´・ω・`)院進したらあと三年もこの研究続けないといけないやん。。。
(´・ω・`)。。。
(´・ω・`)。。。
(´・ω・`)プログラミングで仕事してえなあ。。。
(`・ω・´)就活すっか!

実際はもっと悩みました(1週間くらい)が、こうして院進は完全にしないと決めて、就職することへ意識を向けました。

就活始めるの遅過ぎ問題

とはいっても4月から始める就活というのはググっても「全てを就活に捧げてギリギリ間に合うかどうか」とか言われてて、研究も大学の授業もある状況では無理やんと思ってました。
なので、この時点では秋採用を視野に入れて前期は単位拾ったり研究したりで過ごすか〜なんてなんとなくぼやぼやしてました。

5月の中頃あたりに就活のアドバイス貰おうと、1年生からインターンとか行きまくって2月でメガバンクの内定を貰った就活ガチ勢の同期に連絡を入れました。
そしたらなんと、「まだ春採用間に合うよ!」と言われました。そんな馬鹿な。
なんか知らんが、「就職エージェント」なるものに頼ると良いと言われた。まさかそんなうまい話あるわけない。

疑いつつも調べたら、ITエンジニア専門の就職エージェントなるものがあるのを見つけた。なんと全部タダらしい。デメリットもないしやるっきゃないと、とりあえず連絡を入れました。
エージェントから面談しようと返信が来ました。面談したら「とりあえず急ごうか〜」とのこと。どうやら間に合うらしい。ウッソだろお前

この面談日時はたしか5月20日だったと思う。そういうわけで5月20日から俺の就職活動は始まりましたとさ。今考えてもおせえな

今年は厳しい

エージェントのほうから優良な企業の紹介がありました。紹介されたのは全部で6社あり、どこもエンジニアとしてキャリアを歩むならめちゃくちゃ良いところばかりでした。

ところがどっこい

エージェントのひとこと
(;´ω`)<今年はコロナの影響もあって企業が求める人材のレベル上がってて、去年より厳しいよ

(´・ω・`)。。。
(´・ω・`)オタワ。。。

ITエンジニアというのは大まかに自社サービスを展開しているところとお客さんから要件を請けるSIerに分けられます。
自社サービスをやってるようなところは特に厳しく、ほぼ無理とのこと。実際、俺が応募したのは紹介された6社のうち5社で、応募していない残り1社は某有名サービスを展開している自社サービスの企業でしたが、企業説明会の案内も来なくてほったらかしにされました。応募すらできない。
応募した5社のうち自社サービスを展開しているのは1社のみで、そこは就活始めるの遅すぎるだろお前と言われて落とされました。いや無理やん。

というわけで残り4社のSIerへ希望を託していきます。

企業説明会

実はこの4社というか紹介された全部の企業が初耳で、どんな事業やってる会社なのかは一切知りませんでした。企業って優しくて、そんな学生たちのために会社説明会を開いてくれます。このご時世なので全部リモートで。

企業説明会は4社とも全部受けました。4社のうち3社はめちゃくちゃ良さそうで、残りの1社はできるだけ入社は避けたいと思えました。研修で入社前の2月に海外に飛ばされんのは勘弁だよ。。。
ぶっちゃけこの時点でもう俺の中ではその3社しか受けてないつもりでいました。

ちなみに、企業説明会の手配は全てエージェントさんたちがやってくれました。俺なんもやってない。なんもやんないでいいんかな...

ESと適性検査

説明会でなんとなく企業のことを把握出来たら、次はいよいよ面接...とは行かず、その前にエントリーシート(ES)の提出とWebの適性検査があります。

ESはプログラミングのこととかめちゃくちゃ素直に書けるからまあいいんだけど、この適性検査ってやつがまた難しくてヤバかったわ。問題は中学レベルの数学とか国語でも時間足りなすぎる。マジでムズかったです。
とはいえ、俺ができないなら他の就活生でできる人はそう多くないのでしょう。適性検査で落ちることは無...かったわけではないです。
あの避けたかったあそこです。そこの適性検査は数学とか国語の問題などはなく、性格を問う心理テストみたいなやつだけでした。それで落とされました。むしろ落とされて良かったけどね!俺も行きたくねえしWIN-WIN

企業説明会の段階でここしか受けてない!と思っていた3社については何の問題もなくESと適性検査は通過し、面接へ進むことができました。

ちなみに面接の手配は全てエージェントさんたちがやってくれました。俺なんもやってない。え、俺やることある?

1次面接

それぞれの企業の情報に精通したエージェントさんたちがマンツーマンで面接対策をやってくれました。面接ノウハウとか何も知らなかった俺にとって、めちゃくちゃありがたかったです。対策では実際に何を話すべきか、どうやって話を展開していくかなどをメモし、きちんと自己アピールができるようにしました。

ぶっちゃけそのおかげで全ての企業の1次面接は多分余裕で通過できました。知らない大人と喋るというのもやってたバイトの関係で苦ではなく、どの1次面接でも円滑にコミュニケーションをとることができていたと思います。今までやってきたプログラミングのこととかも話せば俺は企業にとって十分欲しい人材になってたっぽい。
内容としては、志望動機とか学生時代頑張ったこととかプログラミングスキルのこととかいろいろ聞かれました。全部すぐ答えられるネタは持ってたのでまあ問題無かったですね。

1社だけ2次面接がありましたが、それも通過し、3社とも全て最終面接に進むことができました。次通過すれば内定になります。

最終面接

多分余裕で通過できたと言ったけど、エージェントさんに聞いたところ、その3社とも人気の企業で、どこも1次(2次)面接の時点でめちゃくちゃ落とされるらしいです。20人いたら3人しか通過しないみたいな感じで。
つまり、最終面接に進んでる時点で企業側からの評価は高くなってるとのことです。ありがたいね。

最終面接では役員や責任者レベルの人が出てきて、その人材が本当に欲しいか、会社の理念と一致するのか見極められます。面接の中で企業がどうやって伸びてきたかであったり、どうやって運営してきたかであったりのコアな部分を教えてくれることもあり、それまでの面接とは確かに違うものを感じました。それまでより面接時間が長かった傾向にあったしね。

結果

実はまだ1社連絡来てないんですが、そこは多分通ってることを願います。通過率8割とか言ってたし。まあ内定来るでしょう。
で、他2社なんですが、そのうち1つを第一志望としてずっと頑張ってきたんですよね。最終面接もめちゃくちゃ気合入れて準備して自分がどんだけ貴社を志望してるのかをめちゃくちゃ伝えました。最終面接の時間も1番長く濃いものになったと自信はありました。

まあ採用見送りになったんだけど

でもこればっかりは仕方なかったです。その企業は最終面接で落とすことはあんまり無くて通過率も高いらしいんですが、俺が就活を始めたのが遅く、最終面接の時点で採用がほぼ終わってる状態になっていたそうです。残り1枠を俺含めた何人かで争う形になってしまって、その争いに負けました。俺が面接で伝えていたやりたいことが欲しかった人材のそれではなかったとのことです。俺がダメだったとかではなく、企業の最終的な決定要因が俺が伝えたことが全く異なっていて、どうしようもなかったですね。ほんと仕方なかった。

ただ、まだ言ってない残りの1社からはありがたいことに内定を頂きました。ほんとありがとうございます。
しかも他に採用した新卒の方々より一線を画した評価をしてくださり、特別試験を受かれば他とは違う特別なエリートコース的なものを施すとめちゃくちゃすごい提案を出してくれました。
さらに、俺宛てにわざわざ特別にお手紙まで送ってくださいました。新卒の内定者にわざわざ手紙送るなんて聞いたことなかったしエージェントさんも初めて見たと言っていました。内容も俺にめちゃくちゃ期待してるというもので涙がで、出ますよ...

そこまで期待されてるんじゃ応えなきゃいけねえだろって燃えてきたので来年からはその企業で働くことに自分の中では決めました。
内定出てないところ1社あるけど、そんな話してくれてんじゃ野暮にするわけにいかねぇだろうよ。というわけでまあ決定です。

総評

実は内定を貰ったのは就活を始めた5月20日から3週間後くらいのかなり早い段階でした。つまり、就活始めて3週間で人気の企業の内定が貰えたことになります。
特別枠の内定を貰ってますし、正直かなりレアケースな就職活動なのかなって思ったりもします。来年以降に就活する人の参考になんてとてもならないでしょう。
そうなった要因としては今まで自分でやってきたプログラミングの経験といったエピソードに他のエンジニア志望の新卒には無いであろう強いカードを持っていたことが挙げられます。
来年は今年よりもっと企業の求める人材レベルが上がる可能性もあるし、エンジニア志望の学生は今のうちからスキルを磨くべきではないかなって気がします。凡人の俺ですらそんな評価もらえるんだから誰だってやってればいいところに行けるんじゃないかなぁ...

そんなこんなで俺の就職活動は『成功』しました。内定も3分の2になりますかね。まあまあじゃないでしょうか。
エージェントさんたちには感謝してもし尽くせません。めちゃくちゃ企業に俺をプッシュしてくれてたらしいし、面接対策や手配を含めためちゃくちゃ厚いサポートをしてくれて、ほんとにこれ無料でいいの???って思います。本当にありがとうございました。
そして、まだ間に合うと言ってエージェントの存在を教えてくれた同期、本当にありがとう。お前がいなかったら俺は秋採用に飛び込んで無様に散って就職浪人するところだった。マジで感謝してるしなにかお礼しなきゃな。

最後の方はポエミーになっちゃったけど、挙げてきた人たち含めた色んな人のおかげで社会に出る舞台が整ったので感謝を伝えることくらい許してもらえるとありがたいです。
長くなったけど終わり!閉廷!以上解散!